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詩を書くブログ

【詩】レイン

雲1つない青空に心が奪われて

僕は息を吐いた


隣にいたはずの昨日の君はもういなくて

温もりはもうない


路地の片隅には

昨日の雨が蜘蛛の巣に引っかかってる


どれだけ叫んだって

空に声は届かない

分かっているって

でもね、諦められない



雨の降る夜 独り部屋の片隅で

僕は息を吸った


居なくなった日も一日中雨が降っていて

部屋の中も冷たい


独りは慣れたのって君に聞きたくて

顔をあげたら自分が窓に映ってた


どれだけ祈っても

君に声は届かない

分かっているって

でもね、諦められない



空はいつだって受け入れるばかりで

思いを重ねるのは僕だった

そして今日も雨が降る


どれだけ叫んだって

空に声は届かない

分かっているって

でもね、諦められないんだ